北海道の冬は寒い。そして、雪が降る。
平日、夜中に雪が降りしきれば、翌朝には日が明ける前からの除雪が待っているのだ。
除雪用に作業用の防寒手袋を毎シーズン買っている。
ところが、防寒と言いながらもシバレル(北海道弁)日には指先が冷たくなって、このまま凍傷になってしまうのでないかと思うくらいになることがある。
作業用の防寒手袋は色々あれど、高い金額を支払えばそれなりの性能を誇るものが多数見つかるだろう。
しかしながら、できるだけお金をかけないで、かつ高機能なものが手に入るのであればそれに越したことはない。
で、色々見繕って、オススメできるような作業用防寒手袋の組み合わせができたので、ここに紹介しよう。
今のセットはこれ!
はい、巷でも評判の高い「防寒テムレス」です。
いや、ちょっと待って。
「防寒テムレス」は、「ー60°Cでも柔らかな素材」と謳っているだけで、実はそんなに防寒性がない。
北海道の冬には「防寒テムレス」だけでは辛いのだ。
↓画像をクリックするとテムレスの販売元「ショーワグローブ株式会社」のサイトを開きます。
「防寒テムレス」の蒸れない機能は実に優れているので、これをアウターグローブとして、インナーを加えたら良いのではないか?
暖かなインナー素材といえば「フリース」なのだが、ここはひとつ「メリノウール」を奢ってみてはどうだろう。
メリノウールのインナーをプラス
「メリノウール」とは繊維の素材。
・ウールには「吸着熱を生み出す」という特長がある
・繊維が細かいからメリノウールは「チクチクしない」
・メリノウールにはバクテリアの増殖を抑える作用があって「臭くならない」
・「静電気が起きにくい」
などなど、さすがにいま冬山登山者たちにもてはやされているのには理由があるんです。
だけど、メリノウールの欠点は「価格が高い!」のよ。
だからアウトレットで仕入れましょ
mont-bellのアルパイングローブ ウールニットライナー Men’s[アウトレット]
モンベルのメリノウールのアルパインインナーグローブは定価で買うと4千円超するのだけれど、いまなら、モンベルの公式サイトで 2,000円+税で購入できる。
作業用として使わないときは、アウターグローブを替えて、スキー用や登山用などにも色々な用途に使うこともできるだろう。
実際に使ってみて
インナーとアウターで合計3千円ちょっと。高機能な防寒グローブだと数万円のものも数多く存在するから、この組み合わせは費用対効果的にもすごく高得点だと思う。
スコップやスノーダンプを押しての体を動かして行う除雪作業の場合は、「発汗から吸着熱を発する」効果を体感することができる。
ポカポカ暖かいのだ。
逆に、除雪機を使わないで汗をかかない場合は、指先が寒く感じることもある。
また、インナーグローブを使う場合は、防寒テムレスは大きいサイズを選んだほうがいい。
しかしながら、指の太さは大きいサイズのテムレスでもさほど大きくはならないので、少し窮屈に感じる。
「防寒テムレス」を作っている「ショーワグローブ株式会社」さんには、是非その点を考慮した、アウター使いが出来る「テムレス」を作ってもらいたい。
あと、このビニール手袋然としたブルーの色使いも、他の色のものも考えてもらえれば最高だ。